川添です。
平成16年10月に弁護士登録して丸10年になります。
まだまだ勉強することは多いですが、これまで宮崎で多種多様な事件を(要するに何でも)手がけてきたので、それなりの経験を積んできたのだろうと思います。
弁護士・裁判官・検察官という法律の専門家と呼ばれる人たちは、司法試験という国家試験に合格した後、それぞれの進路に関係なくまとめて司法修習という国の研修を受けます。
私は第57期司法修習生として1年半の研修を受けたのですが、今月初めに57期修習生が熱海に集合しての10周年記念大会が開催され、宮崎から参加してきました。
10周年記念大会(熱海)、それから20周年記念大会(京都)、その後は5年ごとに記念大会が開催されるようですが、修習生の伝統行事的な同窓会のようなものです。
57期修習生は1200人くらいいたと思いますが、その半数程度が今回の同窓会に全国から参加していたようです。
57期修習生は全体で16クラスありましたが、私のクラスもちょうど半数くらいの参加でした。
10年ぶりに再会する人もたくさんいて、クラスメイトたちが現在どんな仕事をしているのか聞くことができました。
弁護士登録後に海外留学というのはそこそこ聞く話ですが、海外の法律事務所で働いている人がいたり、弁護士をやめて法律関係の仕事をしている人や、まったく法律とは離れた普通のサラリーマンになってる人までいてびっくりさせられました。
どのような道に進むことになっても一生懸命頑張っているクラスメイトの話を聞き、自分もますます頑張らなければいけないなと再確認させられた同窓会となりました。
司法試験は制度が大幅に変わって研修の期間も短くなっているので、今では修習同期のつながりは以前より薄れつつあるのかもしれません。
そうするとこれまでの伝統行事も近いうちに自然消滅していく可能性もあります(実際に参加者は年々減少しているようです)。
10年後の京都での再会を約束してのお開きとなりましたが、これから10年で弁護士の数はますます増えていきます。
10年後の自分がどんな人生を送っているのか、弁護士を続けているのかどうかも含めて、まったく想像できない世界になっています。