金丸です。
平成26年9月13日、福岡県福津市において、日弁連野球全国大会の九州地区予選が開催されました。私は野球部の一員として、この予選に参加して参りました。
九州管内の弁護士会野球部は、どのチームもこの予選を勝ち抜いて全国大会に出場することを年間の目標としています。当然、我々宮崎フェニックスもこの予選に照準を合わせて練習してきました。
なお、私は、のんびりしていたら金曜日の夜に宿泊可能なホテルが超高額のところしかなかったため、土曜日の午前4時に宮崎を出発して午前8時の集合時間までに到着するというスケジュールを組みました。
何とか試合開始時間に到着したのはよかったのですが、いきなり1回表に私のポジションへ打球が飛んできました。あろうことか私はこれを後逸してしまい、その回に宮崎フェニックスは5点を献上してしまいました。この時点で私がとにかく一人で宮崎へ帰りたいと思ったことはいうまでもありません。
しかしながら、その後(私も含めた)打線の繋がりもあり、宮崎フェニックスは15対12というとてつもない乱打戦を制しました。
第2試合は、全国大会常連の福岡チームが相手です。我々は、初戦に打ち勝った勢いで進みたいところですが、いきなりつまずきました。チームの柱であり1番ショートのH選手が、1回表の自らの打席で相手投手の投球を見送った際に両足をつってしまうという信じがたいアクシデントに見舞われたのです。H選手は交代することになり、代打としてK選手がカウント3ボールから出場しました。ところが、ほとんど誰も期待していなかったかもしれないこの状況で、K選手が何とクリーンヒットを放ってくれました。
これで我々は本当に勢いに乗り、2回までに5点を取って終わってみれば8対4で圧勝しました。スコア以上に余裕のある試合だったように思います。
決勝戦は、普段から練習試合を組むことも多い大分チームが相手です。予想外に緊迫した試合が展開されました。宮崎フェニックスは初回に2点を先制されたのですが、その後粘り強く守り、点を与えません。そのような中、攻撃では細かく繋ぎ、1点ずつを何とか返し、2対2に追いつきました。
最終回は、とにかく自分のところに打球が飛んでこないように祈っていました。仮に自分のエラーで負けたとすればしばらく戦犯扱いされるのが、宮崎フェニックスの伝統なのです。そのような祈りもむなしく、打球は飛んできました。しかし、後でいろいろ言われるのだけは嫌だという一心で、何とか打者はアウトになりました。結局この回は、当事務所の川添選手の大活躍もあり、ゼロに抑えることができ、試合は2対2の引き分けで終了しました。
次に待っていたのは、全国大会出場チームを決定するための
「じゃんけん大会」
です。打順ごとに9名で勝負をつけることになりました。
宮崎フェニックスは最初に2人が負けてしまい、流れが完全に大分へ行きかけました。しかし、3人目が勝利すると、そのまま我々は一気に5連勝し、全国大会の切符を手にするに至りました。宮崎フェニックスのほうが、1ヶ月後に急遽岩手県にまで行って野球をしたい、という思いが若干強かったように思います。いずれにせよ、我々は初めて自力で全国大会出場ができることとなり、大変よい思い出になりました。
最後になりますが、3人目にじゃんけんを行い宮崎フェニックスへ流れを引き寄せたのが私であることを報告し、筆を置かせていただきます。
以 上