弁護士法人みやざきは、それぞれ得意分野を持った弁護士が連携して紛争解決にあたる法律事務所です。

複数弁護士事務所のメリット

2013年04月01日

谷田です。今日はエイプリルフールなのですが・・・気の利いたジョークも思いつかないので,普通に気づいたことなどを書こうと思います。

当事務所は,複数の弁護士で運営しています。他方で,宮崎県では弁護士一人で経営しておられる事務所もまだまだたくさんあります。
当事務所のように,複数の弁護士で事務所を経営するメリットってどんなものがあるかな,と考えてみました。

真っ先に思いつくのは,経費面でしょうか。共同で事務所を経営すれば,経費を分担できます。例えば,調べものをするのに必要な書籍の購入などを考えると,一人事務所に比べて複数弁護士事務所はかなり効率がいいと思います。
ただ,それ以外の費用面(事務所賃料や人件費など)は,所属弁護士の数に比例して増える傾向にあります。そして,弁護士事務所の経費の大半はこれらが占めますので,そう考えると経費面ではそれほど有利とはいえなさそうです。

私が複数弁護士事務所という形態について気に入っているのは,こういった経費面というよりは,「本に載っていないノウハウ・意見」を他の弁護士と交換できるという点です。
弁護士業務を行うにあたっては,法律や裁判例の知識が大事になるのはもちろんです。そして,これらは資料や書籍を読めば大抵のことは調べられます。
ですが,それ以外の「本に載っていないノウハウ」,例えば事件の見通しや相手方と和解をするときの落としどころ,相手と交渉するときの工夫等は,実際にその弁護士自身が経験をして学ぶか,経験のある弁護士に教えてもらうしかありません。
複数弁護士事務所ですと,各弁護士が何らかの得意分野をもっていたりするので,隣の机で仕事をしている弁護士と協議すればすぐにノウハウが手に入るわけです。これはとても大きなメリットだと思います。当事務所の場合,「労働事件に強い弁護士」「医療関係をたくさん扱っている弁護士」や,「ネットを通じた紛争に強い弁護士」等がいるので,私自身これらの分野についてもたくさん勉強させて頂いています。
また,逆に,自分が得意とする分野について他の弁護士に聞かれたら,じっくり考えて責任ある回答をしないといけませんから,これによって自分の得意分野の理解が深まることもあります。私の場合,得意分野というほどではないのですが,倒産事件や不動産関連の事件についてはたくさんの件数を扱っていますので,これらについて他の弁護士に聞かれることがあります。そしてその都度,私自身も聞かれた事件についてじっくり考えて答えを出すことになりますので,とても勉強になります。

そんなわけで,いろいろな事件について勉強できる今の事務所の形態は,とても気に入っています。これからも,自分の得意分野の経験を重ねながら,他の弁護士の得意分野についても学ばせてもらおうと思っています。

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