弁護士 松岡茂行
１ 平成２６年３月１６日に東九州自動車道の都農インターと日向インター間が開通して、宮崎延岡間が高速道路で繋がることになりました。私は３月２０日に宮崎西インターから日向インターまでの区間を初めて走りました。都農日向間は大部分が山間部に位置し、しかも山地の山裾ではなく中腹から頂上の部分を貫いて開かれています。日向市の手前に入るところで海岸線に接近し、一部日向灘の眺望が開ける部分がありますが、海岸線を走るＪＲ日豊線とは全く異なった印象を受けます。強いて日豊線に例えれば、都城・国分間の山間部を走る印象を重ねることができるでしょうか。
２ 延岡までの往復区間を初めて走ったのは３月３１日でした。都農日向間を国道１０号線に迂回して通っていたときに比べると、走行時間は１５分から２０分短縮されましたが、走行距離は思ったより短縮されず約４キロメートルでした。
この日はまだ消費税の改正前でETC割引もあり、確か高速料金は片道 １６５０円ではなかったかと記憶しています。次に走ったのは今月３日、消費税は増額になり、ETC割引も廃止になっていました。そうすると宮崎西インターから延岡南インターまでの高速料金は２３５０円に上がっていました。帰りは宮崎インターまで走りましたが、高速料金は２８００円を超えていました。ちなみに、宮崎延岡間のＪＲ運賃は片道２５００円から２５６０円に上がりましたが、それでも高速料金よりは安いので、今後の通勤には安易に高速を利用することは考えなければなりません。もっとも、高速料金とＪＲ運賃の関係はどこでも運賃の方が安いのが当たり前ですから、この点は考え過ぎかもしれません。
３ ところで、今回の高速道路の開通で私が今苦戦中なのがETC割引の事前 登録の問題です。高速道路には「ETC割引が変わります。事前登録が必要です。」の看板がでていたのですが、軽く考えていました。改めてその手続きをしようとすると９年前に取り付けた装置の各種情報が必要になりました。ところが、これが手元にないのです。自動車工場に持ち込み装置を取り外して確認してもらうしかなく、今そのタイミングを見つけるのに苦労してしているといったところです。
