金丸です。

 

　先週土曜日に，九州大学法科大学院で法科大学院生向けの講義をしてきました。

　法科大学院生とは，卒業後に司法試験を受けて弁護士を含む法曹関係者になろうとする方々であり，いわば弁護士の卵です。

受講者はそう多くありませんでしたが，会場には福岡県内の法科大学院生が来場し，そのほかに九州・沖縄の国立法科大学院とテレビ会議で中継して開催するというもので，私自身は初めての経験でした。

 

　私が担当したのは「刑事・少年事件実務」というもので，１時間の比較的短い講義でした。といっても，私自身が普段取り扱う業務の中で，刑事事件や少年事件が占める割合は極めて低く（おそらく数％にすぎません），九州の弁護士の中で私がこれを担当することには，我ながらかなりの違和感がありました。

　それでも，このセミナーの運営を担当する司法修習時代の友人（福岡で弁護士をされています）から，わざわざ宮崎まで電話をしていただき要請されましたので，お請けすることにしました。

 

　内容は正直なところ拙いものであったと反省しておりますが，少なくとも現場で聴いて下さった法科大学院生達は，誰一人眠ることなく集中されており，大変感動しました。講義終了後も複数の質問が出され，個人的にはとてもうれしい気持ちで帰途につきました。

　私にも司法試験の受験時代というものがありましたが，このころの熱い気持ちを思い出させてくれる大変貴重な機会となりました。本日からはまた普段の業務ですが，リフレッシュして臨めています。

 

　今週水曜日には，宮崎県弁護士会内で研修があり，その担当もさせていただきます。テーマは，交通事故にまつわるちょっとマイナーなものを予定しております。

　弁護士会でお話しをするほど経験豊富とは到底いえませんが，このような機会を与えていただけるだけ幸せだと思い，精一杯頑張ろうと思います。

以　上